パーキンソン病・パーキンソニズム(反応点治療研究会症例集)

振戦(しんせん)やすくみ足、歩行障害、便秘や排尿障害、うつ症状、自律神経障害、QOLの改善: このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会がパーキンソン病をテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクもご覧下さい。

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パーキンソン病の進行を遅らせるために

症状 パーキンソン病によるふるえ、動きにくさなど 
年代 60代
性別 男性

(初診)
 著者の知人の紹介で来院される。2年ほど前から手足のふるえを覚えていたところ、半年前にパーキンソン病との診断を受け、服薬治療中である。最近、右手・右足のふるえが強いため、なんとかならないかと来院した。触診すると、耳の周囲やノド、頭皮、心臓、肝臓に反応が強く出ている。また、実際に震えている場所の筋肉もこわばっている。これらの反応点に鍼灸治療を行なった。

(2回目)
 前回治療後、ふるえが若干緩和されたと、笑顔で来院。耳の反応がやや改善していた。前回同様に治療した。

(6回目)
 当初と比べるとふるえはかなり回復した。ただ耳やノド、頭皮など、反応点の状態は完璧とはいえない。引き続き病気の進行を抑えるため、週に1回程度の通院を提案した。

(現在)
 初診から5年以上のおつきあいになった。現在もおおよそ月に3回ほど鍼灸治療を実施している。進行性の病気のため、残念ながらふるえの程度や範囲は徐々に広がっているが、現在のところ生活に大きな影響はなく過ごせている。先般、患者さんが「パーキンソン病友の会」という患者会に参加したところ、明らかに同時期に発病した方々より自分の症状は軽かったそうだ。

(治療のポイントと反応点の状況)
 耳やノドの領域は常に反応が現れ、重点的に治療を行なっている。またふるえがある手足の筋肉の固さも目立つため、緊張緩和の目的で施術を加えている。
服薬しているクスリの影響もあるのか、便秘など胃腸症状の訴えもあり、反応点も顕著に見出される。根本的治療である平衡感覚障害の改善と共に、生活上の気になりそうな訴えに一つ一つ対応している。

(治療の経過と感想)
 治療のつど反応点の改善は見られるものの、次の治療までの間にまた悪くなるということが繰り返される。自宅療法も提案しているのだが、充分に患者の理解を得られていない点に筆者の力量不足を感じる。症状の進行に関しても、経時的変化に伴いゆるやかにではあっても徐々に進んでいるので、今後、治療院での施術とあいまって一層、自宅でのケアの重要性を説明した。通院と家庭でのケアは両輪の輪のように平行して進めて行きたい。

反応点治療研究会
岐阜市 サンリ治療院 舟橋寛延

| サンリ治療院  舟橋寛延 | 17:12 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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